少子高齢化が進む日本は、多くの企業で人材不足に悩まされています。特に地域では事業の継承や労働力確保が難しく、新たなビジネス展開など都心部との格差は深刻な状況となっております。
7seeds Japan では、地域の人手不足や高齢化により地域プランディングをテーマに海外事業者と各地域の生産者とを結びつけ、ビジネスチャンスの創生を図るサポート事業を実施しています。例えば、収穫の担い手が少なくなった農家を支援するため、海外での販売を支援しております。実際には新潟のお米を香港で販売する支援、生産者が減少をしているお茶を地域ブランド化し、北欧で販売する支援なども行っております。これまでサポートを行ってきた地域材を中心とした海外へ向けたブランディング活動のほか、地域プランディグをテーマとしたさまざまな施策やワークショップを実施することで、地域生産者の新たなマーケット創出をサポートいたします。
日本のお茶文化を世界へ
地域商材を海外へ紹介する取り組みとして、国内のお茶を香港や北欧のバイヤーへの商談から受注を実現するとともに国内茶葉を使った抹茶・ブレンドティーの製品化を行ってまいりましたが、さらに国内での「お茶」の新たな需要創出とサスティナビリティを意識した取り組みとして独自の「お茶」プロダクトの開発を進めています。地域の生産者との交流を深めながら、特に生産過程でのフードロスなどの課題やヘルシーコンシャスな消費者志向やライフスタイルを見据えた「お茶」の可能性を引き出す商品開発やマーケティングに力を入れています。
震災で傷ついた漁師の挑戦を応援
宮城県七ヶ浜町では3分の1が浸水被害し、壊滅的な被害を受けた東日本大震災から2年7か月。七ヶ浜町・菖蒲田地区の漁師たちが、『七ヶ浜ぼっけ倶楽部七友会』を立ち上げて、漁業復興のための新たな一歩を踏み出す支援をさせていただきました。震災により地域コミュニティが壊れた七ヶ浜町を復興させるため、バラバラになった町民同士の連絡の再開、新たな町民同士の出会い、また震災以降サポートして頂いた、7万人の県外ボランティアが再度くるきっかけをつくることで、獲れたての新鮮な魚を全国に通信販売を行う手伝いをさせて頂き、あらたなコミュニティ形成につなげております。
農業を通じた地域活性化の取り組み
新潟や岡山でもお米農家の支援も行っております。地域の人手不足や高齢化により収穫の担い手が少なくなった農家を支援するため、収穫体験&農家宿泊ツアーといった農業体験イベントを行っております。また海外でのニーズも取り込むため、こだわりの農産物の地域ブランド化を図り、国内で生産した食品の海外輸出をサポートするプロジェクトも数多く実施しています。